3月11日放送の情熱大陸で紹介された半崎美子さん。
その歌声に心打たれた人は多いのではないでしょうか?
現代社会はストレスで溢れかえる中、半崎美子さんの歌声は心の奥底に閉じ込めている悩みや不安を癒してくれる力があると感じました。
「メンタルソング」と呼ばれる半崎美子さんの曲にはどんな想いが込められているのでしょうか?
半崎美子さんのメンタルソングをご紹介します。
半崎美子って誰?歌をはじめたきっかけはなに?
![]() |
半崎美子(はんざき よしこ) 1980年12月13日生まれ 北海道札幌市出身 |
半崎美子さんは北海道出身のシンガーソングライター。
幼少期は何をやっても長続きしない性格だったようです。
歌うことの喜びを感じたのは、高校の学園祭。
ドリカムの「好き」を生徒の前で熱唱し、優勝した時の興奮が半崎さんの歌の原点となりました。
大学進学後、わずか1年で退学。
両親の反対を押し切り、歌で勝負する為上京しました。
鳴かず飛ばずの状況の中、パン屋さんで住み込みのバイトをしながら音楽活動を続けて行きました。
メンタルソングと呼ばれる理由はなに?
デモテープを作っては飛び込みで歌わせてくれる場所を探し回る日々の中、とあるレストランでピアノ演奏をする女性・きよみっくすさんと出会ったことで彼女の運命の歯車が動き始めました。
その後も自作のCDやデモテープを持ち込み、ショッピングモールで歌い始めることになります。
飛び込みで歌を歌いに行くという度胸は本当にすごいですね。
途中で心が折れそうなものですが、半崎さんは折れなかった。
徐々にファンが増え、ショッピングモール側から依頼が来るようにまでなったそうです。
ショッピングモールで歌う理由について、半崎さんは次のように語っています。
ライブ会場やフェスのように非日常の空間で楽しむ場も好きなんですけど、ショッピングモールは本当に日常の空間で、音楽を聴きに来る場所ではないんですよね。すごく雑多で下手すると歌声も流れてしまうような場所なんですけど、そこで私は17年間、どうやったら歌を届けられるかっていうのをずっと考えてやってきていて。人が行き交う中でも、たった1人に対して届けられる瞬間というのがあるんですね。そこで出会ってくれるのは、自分自身がいま問題を抱えていたり、大切な方を亡くされたばかりだったり、病気に苦しんでいたり、いろんな方がいらっしゃって。それこそ、たまたま買い物に来て、一見、家族で楽しそうに買い物しているように見えるんだけど、本当にいろんなものを抱えて生きていて、そういうことをサイン会で私に吐露してくれるんです。それは歌が呼び起こしてくれた溢れる感情の1つで。歌によって、初めて出会った私に打ち明けてくれるっていうことの音楽の力のすごさと、私自身もそれを受け止めて、自然と自分の中に沈殿していったものが歌になって、その歌がまた次の出会いを呼んでくれる。だからいまは、自分の気持ちを歌っていますというよりも、誰かの気持ちを自分のフィルターを通して曲にしていくっていう形(曲作り)が多くなりましたね。
引用元: https://www.oricon.co.jp/confidence/special/50281/
半崎さんは人々の心の叫びを自分自身の曲で代弁しているのですね。
一人一人の悩みに向き合い、同苦することで自分自身への悩みとして受け止めてきたのですね。
だからこそ、半崎さんの歌は人々の心の奥底に届くのかもしれません。
「サクラ~卒業できなかった君へ~」に心を揺さぶられた
卒業シーズンにぴったりの歌詞とメロディーです。
出会いと別れが来るこの季節、切ない気持ちと様々な想いが波のように押し寄せて来る感覚です。
合唱曲としても歌われています。↓↓
この「サクラ〜卒業できなかった君へ〜」ですが、よく聴いてみるとどうやらただの卒業ソングではないようです。
サクラ 花びらが舞う 一緒に見ていた夢を ふわり空に上った あなたに送りたい
これは卒業を前にして亡くなってしまった人に贈った曲ではないでしょうか?
夢や希望を持って未来に羽ばたくはずだった人が、亡くなってしまった。
そんな、今は亡き友に贈る曲。
何度も聴くたびに心に刺さりますね。
まとめ
北海道が生み出したシンガーソングライター・半崎美子さん。
歌に向かって真っ直ぐに突き進み、出会う人々の心に寄り添う半崎さんの人柄が紡ぎ出した歌詞とメロディーは聴く人の心を洗い流してくれます。
半崎さんの歌う曲一つ一つに想いが込められていて、何度も何度も聴きたくなる魅力的な楽曲ばかりです。
これほどまでに歌詞に想いが込められた曲はないのではないでしょうか?
今年の紅白歌合戦への出場も期待される、今注目の歌手・半崎美子さん。
ぜひ、応援したいと思います。