2月27日、帰国した羽生結弦選手は大忙しの分刻みのスケジュールをこなしました。
午前10時頃には、六本木で日本選手団帰国イベントに参加し、観客に金メダルを披露しました。
その後、午後1時半頃には外国特派員協会での会見も行われました。
そこで羽生選手は英語でスピーチを披露!
「あまり英語はうまくないけれど…」と謙遜しながらも、流暢な英語で金メダル獲得の喜びを語っていました。
勝負メシは「ご飯」
外国人記者からの質問は想像もできないような質問ばかり(笑)
どんな質問にも丁寧に答える羽生選手に対して称賛の声も上がっています。
「勝負メシは何ですか?」という質問に対しては、会場にも笑いが起きました。
羽生選手はしばらく考えながら、
競技前にナマモノを食べるのは非常に危険なので…
僕は絶対にご飯を食べるようにしています。日本人らしいかな?
やはりパンやシリアルだったり、パスタだったりそういったものでは、自分はあまり力が出ないので
と答えていました。
やはり日本人にとってご飯は勝負メシですね!
意外なことに、羽生選手はポテトチップや炭酸飲料も飲むんだとか!
もちろん、健康には人一倍気を使っていると思いますが、そういうところも親近感が湧いて好感が持てますね。
「5回転」は回転しながら三重跳びをやるくらい難しい
羽生選手は会見の中で、ジャンプに対する想いを聞かれていました。
すると羽生選手は自ら立ち上がり、時折実演も交えながら、夢である4回転半アクセルを成功させたい、と意気込みを語ってくれました。
ジャンプの難しさについて質問された羽生選手は、
「4回転半は、2回転しながら(なわとびで)4重跳びをする感じ」
「5回転ジャンプは、3回転しながら5重跳びをする感じ」
と言っていますが、???!一体どんな状態なのか想像もつきませんね!
とてつもなく難しく、常人には到底不可能なジャンブであることには違いありませんね。
羽生選手は、小さい頃にはコーチに「お前は5回転を跳べ!」と言われていたというです。
「5回転はさすがに無理」としながらも、4回転半アクセルについては、
怪我の治療後、実現に向けて挑戦すると言っています。
本当に実現ができたら人類初。
羽生選手ならやってくれそうな気がしますね!
ハビエル・フェルナンデス選手は「優しすぎる」
スペインの記者からは、羽生選手のライバルであり、親友でもある、ハビエル・フェルナンデス選手について聞かれると、
彼は本当に優しい人で、優しすぎてちょっと競技に向いてないんじゃないかな、
というくらい優しいです。
彼がいたからこそ、僕はカナダに行ってトレーニングをするという選択をしました。
(フェルナンデス選手は)ソチオリンピックの時にメダルを取ることができなかったんですが、
そのことをすごく悔しがっていたのを知っています
として、フェルナンデス選手のメダルは羽生選手自身としても誇らしいものだと話してくれました。
リンクの上ではライバルですが、一歩離れれば互いに尊敬し合い、心を許せる友達なんですね。
羽生選手に4回転アクセルを教えたのも、フェルナンデス選手だそうです。
ライバルでありながら、技術を共有し、互いに高め合っているからこそ、フィギュアスケートのレベルがどんどん上がっていくのかもしれません。
大忙しの羽生選手。
ゆっくり休んで疲れを癒して欲しいですね。