体操の宮川紗江さんのパワハラ問題が複雑になってきました。
速見佑斗コーチが宮川紗江さんにパワハラをしたとして処分を受けましたが、宮川紗江さんが処分が重すぎる、パワハラではないと主張。
その後被害者であるはずの宮川さんの体操教室レインボーの契約解除。
また29日には宮川紗江さんは記者会見を開き、日本体操協会からパワハラがあったと訴えました。
速見佑斗コーチが宮川紗江さんに暴力等のパワハラをしていたのか、または協会がコーチを貶めるためパワハラ問題を大きくしたのか。
一部では宮川紗江さんは速見コーチに洗脳されている、だからパワハラでないと信じているという説もあるようで、なかなか真相がわからない問題となっています。
宮川紗江パワハラ問題の流れ
今回の事件の発端は、速見佑斗コーチの宮川紗江さんへの暴力とされています。

馬乗りになり殴打した、髪の毛を引っ張って引きずり回した、などのパワハラがあったと問題になりました。
これが事実なら速見コーチへの重い処分は当然、今回のパワハラ騒動は速見佑斗コーチを追放して話が進むかと思われました。
実際、14日には速見コーチに無期限の登録抹消、NTCでの活動禁止の処分内容が通知され、翌日15日には処分が執行されました。
ここで声をあげたのが、被害者のはずの宮川紗江さん。
20日に速見コーチへの処分は重たすぎるし、速見コーチからパワハラを受けてはいないと主張。
これは一体どういうことか。
速見コーチが反論するならともかく、パワハラを受けていたとされる宮川紗江さんが反論するとなると、今回の件をそもそもパワハラと訴えたのは誰なの?という話ですが。
そして宮川紗江さんは22日にレインボー体操教室の契約解除となります。
契約解除されたのはなぜなのか。今回の件で、宮川さんが所属教室を解雇される理由ってのはまた後で考察するとして。
その後、29日に宮川紗江さんは会見を開きます。
会見の内容は、速見佑斗コーチにパワハラは受けていない、というものと、「協会からパワハラを受けた」というもの。
宮川紗江さんが速見コーチからパワハラ受けてない、というならそれでいいのでは?と思ったのですが、宮川さんが速見コーチに洗脳(暴力を必要指導と理解)されていた場合、今回の件を協会側は見過ごすわけには行かないので、真実の確認が難しくなってきているところ。
レインボー契約解除はなぜ?
契約解除の理由は明らかになっていませんが、やはり宮川さん自身が速見コーチにこれからも指導してもらいたいと公言していることによる他の選手への影響を考えてなのかなと思います。

体操教室側としては、パワハラがあったかもしれないコーチに「ついていく」という選手、これを実質のパワハラ容認と他の選手が捉えてはいけない等の考慮があったかもしれません。
もしくは協会からの圧力があったか。
この所属教室の解雇理由も情報あれば追記したいと思います。
速見佑斗コーチはパワハラしてた?
結局のところ速見コーチはパワハラしていたのか。
協会側の主張は、馬乗りでの殴打や髪の毛を引っ張る、長時間立たせるなどと行った体罰があったというもの。
しかし、宮川さんは会見で、事実として叩かれたことはあるが、いずれにしろ1年以上前。馬乗りや髪の毛を引っ張って引きずられたなどはない、と主張しています。
宮川紗江さんが事実として「ない」と明確に言ってますので、パワハラはなかったのかな?と思います。
宮川さんは塚原千恵子女子強化本部長に「今後、速見コーチとは練習できなくなる。朝日生命で練習できる」「朝日生命の寮が一つ空いている」と言われたとのこと。
これを聞いて宮川さんは
「最初から速見コーチの過去の暴力を理由に、速見コーチを排除して朝日生命に入れる目的なんだと確信に変わった。絶望的な気持ちになり、何が何だか分からなかった」
引用元:SANSUPO.COM
とコメントしています。
過去のパワハラをネタに宮川紗江さんを速見コーチから引き離したのだとすればこれは、闇が深いですね。
本人が明確に事実を否定している以上はパワハラはないのでは?と思いますが、速見コーチはいったいどう証言しているのでしょうか。
今の所テレビに出ててくるのは宮川さんか協会サイドの人なので、速見コーチ本人の意見も聞きたいですね。
まとめ
協会からの圧力があったのか。
協会側も会見を開いていましたが、終始弁護士と小声で打ち合わせしながらのコメントに不信の声もありましたね。
宮川紗江さんは世界選手権を辞退したとのことですので、若く有望な選手の芽を摘むことのないようにしたい、と思ったけど、コーチもいなく、協会も信じれない、体操教室も解雇となったら一体誰を頼ればいいのか。
やはり高須院長の力が必要なのかもしれません。